
パンへの支出は年3万4千円、お米より多い 家計調査で見る「パンの街」
The text of this article is in Japanese.
朝食やランチ、ちょっとした間食に。日本の食卓でパンはすっかり定番になりました。総務省統計局の家計調査から、家庭がパンにどれだけお金を使っているのか、どの街がよく買っているのかを見てみます。
パンは年3万4千円、お米の支出を上回る
家計調査の品目別ランキング(二人以上の世帯、2023〜2025年の3年平均)によると、全国平均で1世帯がパンに使う金額は年3万4,242円、購入量は約42.4kgでした。同じ期間のお米(米)への支出は年3万111円(購入量約59.4kg)で、金額ではパンがお米を約4千円上回っています。
量ではお米のほうが多いのに金額が逆転しているのは、パンが加工・調理された「すぐ食べられる」食品であることが大きいといえます。主食の選び方が、買って炊く形から、買ってすぐ食べる形へと少しずつ広がっていることがうかがえます。
食パンより「他のパン」が倍以上
内訳を見ると、食パンは年1万713円(約19.3kg)、菓子パンや総菜パン、フランスパンなどを含む「他のパン」は年2万3,530円(約20.4kg)でした。重さはほぼ同じでも、金額は「他のパン」が食パンの2倍以上です。ベーカリーやコンビニで1個ずつ選んで買う楽しみが、支出を押し上げている様子が見えてきます。
支出の多い街は関西に集中
都道府県庁所在市と政令指定都市の中で、パンへの支出が最も多かったのは神戸市(年4万1,967円)、続いて堺市(3万9,416円)、京都市(3万9,347円)、大阪市、さいたま市の順でした。上位を関西の街が占め、洋食文化やベーカリーの多さで知られる土地柄が数字にも表れています。購入量では堺市が年約52.7kgで最多でした。
この記事のポイント
・パンへの支出は年3万4,242円、お米の3万111円を上回る(二人以上の世帯、2023〜2025年平均)
・食パン1万713円に対し、菓子パン・総菜パンなど「他のパン」は2万3,530円
・支出が多い街は神戸市・堺市・京都市と関西が上位
お米の値動きは米の相対取引価格の記事、家庭の食費全体は家計調査で見る食費もあわせてどうぞ。
参考:総務省統計局「家計調査(家計収支編)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2023年〜2025年平均)」
——Value Village編集部



