世界のワイン消費は2億800万hl
それでも日本は増えた
世界でワインを飲む量が減り続けています。国際ブドウ・ワイン機構(OIV)が2026年5月に公表した「世界のワイン部門の現状 2025年版」から、飲み方の変化を数字で追います。
2018年から14%縮んだ市場
2025年の世界のワイン消費は推計2億800万ヘクトリットル(hl)で、前年比2.7%減。2018年以降ほぼ一貫して下がり、この間に14%減少しました。世界の上位10市場のうち9市場で前年を下回っています。
最大市場の米国は3,190万hlで4.3%減。OIVは、若い世代の飲酒量の減少、飲みものの好みの多様化、価格への敏感さを理由に挙げています。フランスは2,200万hl(3.2%減)、イタリアは2,020万hl(9.4%減)、中国は480万hl(13.0%減)でした。欧州連合全体では1億60万hlで、世界の消費の48%を占めますが、前年から3.1%減っています。
要点:世界のワイン消費は2025年に2億800万hl、2018年比で14%減。その一方で、日本は6.8%増の330万hl、ポルトガルとブラジルは過去最高を記録しました。縮む市場のなかにも、伸びる国があります。
伸びた国:日本、ポルトガル、ブラジル
逆風のなかで数字を伸ばした国もあります。アジアで2番目の市場である日本は前年比6.8%増の330万hlで、5年平均並みの水準に戻りました。ポルトガルは560万hlで過去最高、ブラジルも440万hlで過去最高(41.9%増)です。ルーマニアも350万hlと11.0%増えました。成熟した市場が縮む一方で、飲む習慣が広がりつつある国では量が伸びています。
生産も貿易も細る
供給側も縮んでいます。世界のブドウ畑は700万ヘクタールで6年連続の減少。ワイン生産は2億2,700万hlと、歴史的な低水準だった前年からわずか0.6%増にとどまりました。輸出は数量で9,480万hl(4.7%減)、金額で338億ユーロ(6.7%減)。それでも、飲まれるワインのほぼ2本に1本は生産国の外で消費されており、国際取引の比重は高いままです。
量より質を選ぶ消費の流れは少なく良く買う、世界の食の関心の移り変わりは世界は腸とたんぱく質を見ているでも取り上げています。
参考:国際ブドウ・ワイン機構(OIV)
——Value Village編集部